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料金表のスライドデザイン11選|プラン比較表からカード型まで実例で解説

記事更新日:2026年08月25日

記事公開日:2026年08月25日

料金表のスライドデザイン11選|プラン比較表からカード型まで実例で解説

料金表は、提案資料の中で読者が一番真剣に見るスライドです。それなのに、プランを横に並べて罫線を引いただけの表になりがちで、結局どれを選べばいいのか伝わらないまま商談が終わってしまいます。

そこで今回は、スラデザに集まった実際のサービス紹介資料・IR資料から、料金表のスライドを「見せ方の型」ごとに4つに分けて11枚紹介します。テンプレートのサンプルではなく実際に配布されている資料なので、価格の書き方や注釈の入れ方まで、そのまま真似できます。

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料金表スライドの4つの型|早見表

本題に入る前に、この記事で扱う4つの型を整理しておきます。同じ「料金表」でも、プランの本数と、金額を出せるかどうかで作り方は変わります。

得意なこと 向いている場面
プラン比較表型 複数プランの機能差を1枚で見比べさせる SaaSやサブスクなど、プランが3本以上あるとき
カード型 プランごとの「向いている人」を伝える 機能差ではなく対象者で選ばせたいとき
単価一覧型 商品・サービスごとの単価を網羅する 品目数が多い、または個別見積が前提のとき
課金モデル図解型 いつ・何に対して料金が発生するかを説明する 成果報酬や従量課金など、仕組み自体が複雑なとき

このうち上の3つは、形としては「表」です。罫線をどこまで引くか、セルの余白をどう取るかといった表そのものの作り方で仕上がりが大きく変わるので、あわせて表のスライドデザイン13選|用途別5つの型も見ておくと、この記事の事例が何をしているのか分かりやすくなります。

① プラン比較表型の料金表スライドデザイン3選

列にプラン、行に機能や条件を取る、いわゆる王道の料金表です。列が増えるほど視線が迷うので、どこを見てほしいかを設計できるかで差が出ます。

ラッコ株式会社

ラッコ株式会社の料金表スライドデザイン

引用元:https://speakerdeck.com/rakko/introduction

ラッコ株式会社(ラッコキーワード)の料金表スライドです。5プラン×8項目という情報量の多い表ですが、迷わず読めます。表より先に「初期費用無料、フル機能の法人向けプランはわずか2,500円/月」という結論が大きく置かれ、表はその根拠として機能しています。5列のうちスタンダードだけヘッダーが青く、その列の数値も青。横罫線は引かず、行の交互塗りと点線の縦区切りだけで整理しています。

  • 表の上に「初期費用無料」「わずか2,500円/月」と結論を1行置き、表は根拠として読ませましょう
  • 推したいプランだけヘッダーと数値の色を変えると、5列あっても視線がそこに集まります
  • 横罫線をなくして行の交互塗りに置き換えると、8行の表でも圧迫感が出ません
  • △の下に「基本機能のみ」と小さく添えると、問い合わせ前の疑問を先に潰せます

Crisp Code inc.

Crisp Code inc.の料金表スライドデザイン

引用元:https://speakerdeck.com/so_kotani/crisp-code-inc-price-list-liao-jin-biao

Crisp Code inc.の料金表スライドです。Bronze・Silver・Goldの3列を、ブロンズ/シルバー/ゴールドそのものの色で塗り分けています。列全体が淡い同系色で塗られているため罫線がほとんど要らず、表なのに柔らかい印象になっています。価格が最下段にあるのもポイントで、条件を読み終えてから金額に到達する順序です。オプション料金は本表から切り離して右側に置いています。

  • プラン名の下に「スターターとしておすすめ」の一言を添えると、読者が自分に該当する列をすぐ選べます
  • 列全体を淡い同系色で塗ると、罫線を引かなくても列の境界が分かります
  • 価格を最下段に置き、条件を読んでから金額に届く順序にすると、金額だけで判断されにくくなります
  • オプション料金は本表から切り離して並べ、基本プランの比較を濁らせないようにしましょう

PRONI株式会社

PRONI株式会社の料金表スライドデザイン

引用元:https://f.irbank.net/pdf/20260213/140120260212557890.pdf

PRONI株式会社の料金表スライドです。投資家向けの資料なので個別の金額は出せませんが、それでも料金表の形を保っています。列をマッチング課金・月額課金・その他課金、行を課金形態・主要カテゴリー・収益のリカーリング性として、金額の代わりに課金の性質を並べた構成です。文章が詰まったセルの中で、各列の結論だけが赤字になっています。

  • 金額を出せない場面では、行を「課金形態」「対象領域」「収益の性質」に置き換えて料金表の形を保ちましょう
  • 各列で一番伝えたい一文だけ色を変えると、文章の多いセルでも結論を拾ってもらえます
  • 定義が必要な語には※で脚注を付け、本文のセルは短いまま保ちましょう

② カード型の料金表スライドデザイン2選

プランごとに独立した箱を横に並べる型です。行が揃わないぶん機能の差は比べにくいのですが、「誰向けのプランか」を語らせるのには向いています。

アイザック株式会社

アイザック株式会社の料金表スライドデザイン

引用元:https://speakerdeck.com/aisaac/companydeck

アイザック株式会社の料金表スライドです。同社のCompany Deckに収録された、THE NUDE株式会社向けのプラン紹介にあたります。LIGHT/STANDARD/PREMIUM/DIAMONDの4カードに書かれているのは価格ではなく「ご自身でトレーニングができる方」「最速最短で結果を出したい方」といった対象者だけ。黒背景の上に、地よりわずかに明るいダークグレーの角丸カードを4枚置いた構成です。

  • 価格を載せず「こんな方におすすめ」だけを並べると、金額比較ではなく自分に合うかどうかで選んでもらえます
  • 黒背景では枠線ではなく、地よりわずかに明るい面でカードを起こすと、4枚並べても画面が線だらけになりません
  • プラン名は英字の大文字+字間広め、説明文は細字にすると、同じ白でも階層が付きます

株式会社Rebase

株式会社Rebaseの料金表スライドデザイン

引用元:https://f.irbank.net/pdf/20250623/140120250623596610.pdf

株式会社Rebaseの料金表スライドです。カード型を、プランではなく立場の違う2者に使っています。スペース利用者とスペース掲載者を左右に分け、中央に細い縦線を1本。それぞれのグレーの箱の中に「登録料 0円」「月額会員費用 0円」「その他手数料 0円」と0円が3行並び、「完全成果報酬モデル」という言葉より雄弁です。

  • 「0円」を3行並べると、無料であることが文章で説明するより強く伝わります
  • 立場が違う2者の料金は左右に分け、中央に細い縦線を1本引くだけで対比になります
  • イラストはブランドカラーと黒の2色に絞り、料金の数字より目立たないようにしましょう

③ 単価一覧型の料金表スライドデザイン2選

プランではなく、商品やサービスごとの単価を並べる型です。品目数が多くなりがちなので、グループ分けと価格の書き方が読みやすさを決めます。

株式会社ハンモック

株式会社ハンモックの料金表スライドデザイン

引用元:https://f.irbank.net/pdf/20250623/140120250620595138.pdf

株式会社ハンモックの料金表スライドです。ソリューション/提供形態/主な製品/提供料金の4列で、8製品の価格帯を1枚に収めています。金額はすべて「数十万円〜数千万円」「月額 数万円〜数百万円」という幅表記。左端のソリューション列は緑・赤・青のベタ塗りでセル結合されているので、どこまでが1グループかが色で分かります。

  • 具体額を出せない場合は「月額 数万円〜数百万円」と幅で書き、「要問合せ」の連続を避けましょう
  • 同じ区分の行はセルを結合し、左端をブランドカラーのベタ塗りにすると、グループの切れ目が一目で分かります
  • 「提供形態」のような列を1つ挟むと、同じ製品でも価格が違う理由をその場で説明できます

株式会社ヒット

株式会社ヒットの料金表スライドデザイン

引用元:https://f.irbank.net/pdf/20250704/140120250703507829.pdf

株式会社ヒットの料金表スライドです。媒体/期間/料金(ご参考)/概要の4列で、屋外広告の料金を整理しています。おもしろいのは一番右の「概要」列で、「最安:渋谷にある単体販売面の短期販売価格例」「最高:首都高速30面同時掲出のエリアジャックプラン」と、価格の上下端が実例で書かれています。左に置かれた積み上げ棒グラフが、料金表だけでは伝わらないコスト構造の違いを補っています。

  • 料金の隣に「概要」列を作り、最安と最高の具体例を書くと、幅のある価格でも読者が当たりを付けられます
  • 金額だけフォントを大きく、色も変えると、表の中で最初に見る場所が決まります
  • 幅を持たせた価格には「上記は一例」と注記を添え、後の見積もりと食い違わないようにしましょう

④ 課金モデル図解型の料金表スライドデザイン4選

成果報酬や従量課金のように、金額よりも「いつ・何に対して発生するか」のほうが重要な場合の型です。表の形を離れて図で説明します。

フィードフォースグループ株式会社

フィードフォースグループ株式会社の料金表スライドデザイン

引用元:https://f.irbank.net/pdf/20260326/140120260326589797.pdf

フィードフォースグループ株式会社の料金表スライドです。縦軸に料金体系(取扱高に対する料率/月額固定/構築費用+月額固定)、横軸に事業(PS/SaaS/DX)を取ったマトリクスに、10近いサービスのロゴを配置しています。文字ではなくロゴが入っているので、サービス名を知らなくても分布が読めます。該当しないセルはグレーの地のまま空けてあります。

  • 縦に料金体系・横に事業を取ると、どのサービスがどの課金モデルかを1枚で説明できます
  • セルに社名やサービス名の文字ではなくロゴを置くと、読み手の負荷が下がります
  • 該当しないセルは空欄のまま残し、無理に埋めないほうがマトリクスの形が保たれます

株式会社ギークリー

株式会社ギークリーの料金表スライドデザイン

引用元:https://ssl4.eir-parts.net/doc/505A/ir_material_for_fiscal_ym/201723/00.pdf

株式会社ギークリーの料金表スライドです。転職相談から入社までの9ステップを横一列のフローで描き、お金が動く3ステップだけ色を変えて、袋のアイコンとともに「受注残高認識」「売上計上」「成約単価の一部を返金」と添えています。返金という自社に不利な要素まで同じ図に入っているのが誠実で、下段の売上構成図(売上=受注残高−早期退職に伴う返金)まで一貫しています。

  • いつお金が発生するかは、フローの中で該当ステップだけ色を変えると言葉での説明が要りません
  • 返金や失注といったマイナス側の要素も同じ図に入れると、料金体系の説明として信頼されます
  • 上段に流れ・下段に数式と2段構成にすると、1枚で「いつ」と「いくら」の両方を扱えます

株式会社eWell

株式会社eWellの料金表スライドデザイン

引用元:https://f.irbank.net/pdf/20260330/140120260330592954.pdf

株式会社eWellの料金表スライドです。左の表はサービス名/費用/固定/従量の4列で、固定費なのか従量課金なのかを●印で示しています。基本使用料のブロックとオプションのブロックは「+」の丸アイコンでつながれ、足し算であることが図で分かる構成。右には300訪問から1,000訪問までの積み上げ棒グラフが並び、単価表だけでは想像しにくい実際の請求額が見えます。

  • 「固定」「従量」の列を作って●を打つだけで、どの費用が毎月増減するかが分かります
  • 基本料とオプションを「+」のアイコンでつなぐと、表が2ブロックに分かれていても足し算だと伝わります
  • 使用量ごとの合計額をグラフにして表の隣に置くと、単価から請求額を暗算させずに済みます

株式会社フツパー

株式会社フツパーの料金表スライドデザイン

引用元:https://f.irbank.net/pdf/20260325/140120260325589039.pdf

株式会社フツパーの料金表スライドです。左に従来AIの3,000万〜1億円、目視検査の約500万円/年を積み上げて置き、その右に自社の月額課金モデルをオレンジで小さく置く。金額の安さではなく下がり幅を見せる構成です。右上の料金体系ボックスでは「+」と「or」が図形として大きく描かれ、サブスクと買切りの分岐が文章なしで読めます。右下では1,080+404+1,170=2,655万円と、合計額の内訳が色分けされています。

  • 従来手法のコストを左に積んでから自社の料金を右に置くと、金額そのものではなく下がり幅が伝わります
  • 「+」や「or」を図形として大きく描くと、組み合わせ課金の条件分岐を文章なしで読ませられます
  • 内訳を色分けした数式にすると、合計額の根拠をその場で確認してもらえます

料金表スライドに共通する5つのルール

11枚を並べて見ると、型が違っても守られていることは同じでした。作り始める前にこの5つだけ決めておくと、手戻りが減ります。

  1. 表の前に結論を1行置く。ラッコ株式会社のように「初期費用無料、フル機能で2,500円/月」と先に言い切ると、表は根拠として読まれます
  2. 推したいプランは1つだけ色を変える。2つ以上目立たせると、結局どれでもよく見えてしまいます
  3. 罫線は減らし、交互塗りか面で区切る。格子状に全部引くと、料金より線が目に入ります
  4. 金額を出せないときは幅か課金形態で書く。「要問合せ」を並べるくらいなら、「月額 数万円〜数百万円」のほうが読者は動けます
  5. 税表記と注釈を必ず入れる。「※すべて税込価格」の一行がないと、後の見積もりで揉めます

まとめ

今回は「料金体系」の高品質なスライドを11つ紹介しました。プラン比較表型・カード型・単価一覧型・課金モデル図解型の4つのうち、自社の料金がどれに当てはまるかを先に決めてから作り始めると、迷いが減ります。表として仕上げる工程は表のスライドデザイン13選も参考にしてみてください。

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