Logo
お役立ち記事

参考にしたいモノトーンのスライド・パワポデザイン14選【5つの型別】

記事更新日:2026年10月07日

記事公開日:2026年10月07日

参考にしたいモノトーンのスライド・パワポデザイン14選【5つの型別】

白・黒・グレーだけで作るモノトーンのスライドは、色選びに迷わずに済む反面、気を抜くと「地味」「未完成っぽい」で終わってしまう配色でもあります。

ところが実際の会社紹介資料やIR資料を並べてみると、同じモノトーンでも見え方はまったく違います。うまくいっている資料は、白と黒のどちらを主役にするのか、写真や差し色をどこまで入れるのかを、最初に1つの型として決めているからです。

この記事では、スラデザに集まったモノトーンのスライドを5つの型に分け、実在企業のスライド14枚とあわせて解説します。すべて実際の会社紹介資料・IR資料から集めたスライドです。

「もっといろんなモノトーンのスライドを見たい!」と言う方は、モノトーンのスライドデザイン一覧もご覧ください。

\ もっと見たい方はこちら /

▼パワポデザイン参考サイト スラデザ▼

営業資料・採用資料・IR資料など、プロのデザイナーが選んだ6,000枚超のスライドデザインから、理想のデザインを見つけられます。

  • 表紙、目次、グラフなどカテゴリ/用途別で効率的に検索
  • 有名企業の実例が簡単に見つかる
  • 会員登録でテキスト検索もできる

モノトーンの5つの型|早見表

モノトーンのスライドを大量に見比べると、グレーの濃さの違いよりも先に、黒をどれだけの面積で使うかと、白黒以外の要素(写真・差し色)を入れるかどうかで作りが分かれます。まずは5つの型を整理しておきます。

型得意なこと向いている場面
① 白×グレーの濃淡で組む情報量の多い図解を整理して見せる事業構成図・制度説明・本文ページ
② 黒背景で言葉を立たせる短い言葉を強く印象づけるミッション・カルチャー・中表紙
③ 黒い面で画面を割る白黒のコントラストで構図をつくる表紙・章扉・サービス一覧
④ モノクロのビジュアルを敷く写真や質感で世界観を出す製品紹介・サービス紹介・中表紙
⑤ モノトーン+差し色1色見てほしい1か所に視線を集める戦略・市場規模・ミッション体系

白×グレーの濃淡で組んだモノトーンのスライドデザイン2選

最も基本になる型です。背景を真っ白ではなく薄いグレーにして、その上に白の面とチャコールの面を重ねていきます。色を足さずに「面の明るさ」だけで階層をつくるので、図解の多い本文ページでも散らかりません。

ROUTE06

ROUTE06のモノトーンのスライドデザイン

引用元:https://speakerdeck.com/route06/route06-companydeck2025

ROUTE06のモノトーンのスライドです。薄いグレーの背景に、3つのサービスをチャコールの見出しバーで並べた図解です。左側は「Solution」という大きな英字と日本語の説明だけで、細い縦線を挟んで右側に図を置いています。

面白いのは箱の塗り分けで、自社プロダクトの「Acsim」「Giselle」「Liam」だけがチャコールの塗りに白文字、v0・Cursor・Vercel・Supabaseといった外部ツールは白い箱に黒文字になっています。色は一切使っていないのに、どれが自社の製品なのかがひと目でわかります。フッターの「ROUTE06」「COMPANY DECK」は等幅フォントで小さく入れてあり、ここも装飾をグレーの文字だけで済ませています。

  • 主役にしたい要素だけを黒の塗りにして、それ以外は白い箱の線だけで描きましょう
  • 背景を薄いグレーにすると、白い箱が浮いて見えて枠線が少なくても区切りが伝わります
  • 見出しバーの色は1色にそろえ、列の数が増えても同じ濃さで並べましょう

SUISEI

SUISEIのモノトーンのスライドデザイン

引用元:https://speakerdeck.com/suisei2015/suisei-dot-inc-company-deck

SUISEIのモノトーンのスライドです。人事制度の評価体系を説明したスライドです。薄いグレーの背景に白の角丸カードを2枚並べ、「目標達成度評価」と「期待行動評価」をそれぞれ中央に置いています。

カードに影も枠線もなく、背景との明るさの差だけで形が見えています。文字はすべて同じチャコールで、見出しと説明は太さとサイズだけで分けています。右上には「ホテル事業部」というラベルが、画面の右端にくっついたタブの形で付いていて、どの部署向けのページかがすぐにわかります。

  • カードは影や枠線を付けず、白とグレーの明るさの差だけで見せましょう
  • 文字色は1色に決め、見出しと本文は太さとサイズで区別しましょう
  • 部署やカテゴリのラベルは、画面の端に寄せたタブにすると本文の邪魔になりません

黒背景で言葉を立たせたモノトーンのスライドデザイン3選

背景を黒にして、白い文字を主役にする型です。図やアイコンを足さなくても1ページが持つので、ミッションやカルチャー、章の区切りなど言葉そのものを読ませたいページによく使われています。

ハロー

ハローのモノトーンのスライドデザイン

引用元:https://speakerdeck.com/helloinc/company-deck

ハローのモノトーンのスライドです。カルチャーを3つの言葉で示したスライドです。真っ黒ではなく少しグレーを含んだ黒の背景に、「仕事を、遊ぼう。」「摩擦を、楽しもう。」「常識を、はみだそう。」の3行を太い白文字で大きく置いています。

それぞれの下には2行の説明が入っていますが、こちらは細いウェイトで字間を広めにとっていて、見出しとの差がはっきりしています。右端には細い縦線と縦書きの「About Us」があり、資料の中のどの章にいるのかを示しています。文字の左端は画面の中央よりやや左にそろえてあり、左側の余白が大きく残っています。

  • 見出しは太く大きく、説明は細く字間を広げて、同じ白でも強さに差をつけましょう
  • 背景は真っ黒より、わずかにグレーを含んだ黒にすると白文字がまぶしくなりません
  • 章の名前は縦書きで画面の端に置くと、本文の構図を崩さずに位置を示せます

QDレーザ

QDレーザのモノトーンのスライドデザイン

引用元:https://f.irbank.net/pdf/20250624/140120250612588829.pdf

QDレーザのモノトーンのスライドです。事業計画資料の中表紙です。黒の背景に、細い線の「01」を画面の高さの半分ほどまで大きく置き、「0」の左側は画面の外にはみ出させています。

一方で章タイトルの「事業の概要」は右寄りに小さく置かれているだけで、大きな数字と小さな見出しのサイズ差がそのまま緊張感になっています。下部には白の細い罫線と社名ロゴが入っていて、黒一色の画面に区切りをつけています。

  • 章番号は細いウェイトで極端に大きくし、画面の端で切ってみましょう
  • 章タイトルはあえて小さく置き、大きな数字との差を見せましょう
  • 黒一色の画面には、下部に細い罫線とロゴを入れて締めましょう

AVILEN

AVILENのモノトーンのスライドデザイン

引用元:https://f.irbank.net/pdf/20260327/140120260326590332.pdf

AVILENのモノトーンのスライドです。パーパスを1行で示したスライドです。黒に近い背景の四隅から、背景よりわずかに明るいグレーで鱗のような模様が広がり、中央だけがぽっかり空いています。

その空いた部分に、白の細いウェイトで「データとアルゴリズムで、人類を豊かにする」が置かれています。上の「Purpose」には短い下線が引かれていて、ここだけがベージュ系の色です。模様も文字も主張を抑えていて、黒の中に奥行きが出ています。

  • 背景の模様は黒よりほんの少し明るいグレーにして、文字の邪魔をしないようにしましょう
  • 模様は四隅に寄せ、文字を置く中央は空けておきましょう
  • 色を入れるなら、ラベルの下線のようなごく小さな面積にとどめましょう

黒い面で画面を割ったモノトーンのスライドデザイン3選

白地の中に黒い面を大きく入れて、画面を割る型です。②の黒背景と違って白の面積も大きく残るので、白と黒のコントラストそのものが構図になります。表紙や章扉に使うと、資料全体の印象を決められます。

yutori

yutoriのモノトーンのスライドデザイン

引用元:https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS09313/dd9e2d93/f336/471c/9328/4f24cdc3de32/140120240514594370.pdf

yutoriのモノトーンのスライドです。決算説明資料の章扉です。画面の左3割ほどを黒の帯にして章番号の「1」を白で大きく置き、右側の白地に「2024年3月期 通期業績実績」を太い黒文字で置いています。

右下には社名ロゴの形が薄いグレーで大きく敷かれていて、画面の外まで続いています。黒の帯・白地・薄いグレーの透かしという3段階の明るさだけで構成されていて、IR資料の章扉でも硬くなりすぎていません。

  • 章扉は黒の帯に番号、白の側に章タイトルと役割を分けましょう
  • ロゴの形を薄いグレーで大きく敷き、画面の外まで断ち切ってみましょう
  • 黒・白・薄いグレーの3段階に絞ると、モノトーンでも単調になりません

FOURDIGIT

FOURDIGITのモノトーンのスライドデザイン

引用元:https://speakerdeck.com/fourdigit/company-profile

FOURDIGITのモノトーンのスライドです。提供サービスを6つ並べたスライドです。白地の左上に太い英字で「Service」を大きく置き、右上の角には黒い円弧の面が画面の外からはみ出すように入っています。

6つのサービスにはそれぞれイラストが付いていますが、すべて白黒の網点(ハーフトーン)で描かれていて、カラーのアイコンは1つもありません。サービス名は太い英字、説明は細い日本語の2行で統一されていて、2列×3段の並びがきれいにそろっています。

  • 黒い図形はページの角から断ち切りで入れると、白地の画面に動きが出ます
  • イラストやアイコンも白黒の網点で統一して、モノトーンの世界観を崩さないようにしましょう
  • 項目名は太い英字、説明は細い日本語と決めて、並べたときの見た目をそろえましょう

ダイニー

ダイニーのモノトーンのスライドデザイン

引用元:https://speakerdeck.com/diniiofficial/dinii-company-deck-ver-dot-1-0-2024

ダイニーのモノトーンのスライドです。会社紹介資料の表紙です。チャコールの縦長の面を3枚、白い隙間を挟んで並べ、中央の面に白いロゴを置いています。左の面だけは右下がページをめくったように曲がっています。

3本の柱が並ぶ構図は、ロゴマークの3本の縦長の形と同じです。画面の下は白い帯になっていて、「COMPANY DECK」「Dinii Inc.」と版数・日付、右端の「株式会社ダイニー 会社紹介資料」がこの帯に集められています。

  • ロゴマークの形を、表紙の構図にそのまま大きく使ってみましょう
  • 黒い面どうしの間に白い隙間を残すと、面の形がはっきり見えます
  • 資料名や日付は下の白い帯に1列で集め、表紙の黒い面には載せないようにしましょう

モノクロのビジュアルを敷いたモノトーンのスライドデザイン3選

写真やグラフィックをモノクロ(グレースケール)にして、画面に大きく敷く型です。白黒の文字や図だけのページより質感や空気感を出せるので、製品やサービスの紹介ページ、中表紙で使われています。

Anker Japan

Anker Japanのモノトーンのスライドデザイン

引用元:https://speakerdeck.com/anker_jp/anker-japan-corporate-deck-2026

Anker Japanのモノトーンのスライドです。製品紹介のスライドです。グレーのグラデーションの背景に、高さの違う白い円柱の台座を3つ置き、その上に黒とグレーのロボット掃除機を並べています。

文字は下部の黒い帯にあるコピーライトとページ番号だけで、写真1枚でページが成立しています。製品自体が黒・グレーなので、背景をグレーに、台座を白にすることで、写真全体がモノトーンでまとまっています。中央の台座を一番高くして、3台が三角形に並ぶ構図です。

  • 製品が黒やグレーなら、背景もグレー系にそろえて写真ごとモノトーンにしましょう
  • 台座の高さを変えて、複数の製品を三角形の構図に並べてみましょう
  • 製品を見せるページは文字を載せず、写真1枚で見せきりましょう

UPSIDER

UPSIDERのモノトーンのスライドデザイン

引用元:https://speakerdeck.com/upsider_official/upsider-culture

UPSIDERのモノトーンのスライドです。法人カード「PRESIDENT CARD」を紹介したスライドです。左側の白地にサービス名と説明・箇条書きを置き、右側は斜めの線で区切ったグレーのグラデーションの面になっています。

右側には、銀色のカードが手のひらの上に浮かんでいる写真が入っています。手と袖の写真はモノクロに加工されていて、銀色のカードの色と自然になじんでいます。斜めの境界線のおかげで、左の文字の面と右の写真の面が四角く分かれず、画面に動きが出ています。

  • 文字の面と写真の面は、斜めの線で区切ると単調な左右分割になりません
  • 写真をモノクロに加工して、製品の色に合わせましょう
  • 左にテキスト、右にビジュアルと役割を分けて、視線の流れをつくりましょう

LayerX

LayerXのモノトーンのスライドデザイン

引用元:https://speakerdeck.com/layerx/company-deck

LayerXのモノトーンのスライドです。事業ごとの中表紙です。画面全体にグレーの波のような抽象的なグラデーションを敷き、左上に白の太い文字で「Fintech事業」を大きく置いています。

写真は使っていませんが、明るいグレーと暗いグレーがなめらかにうねっていて、平らな背景よりも奥行きがあります。ロゴも白で、画面の中に白とグレー以外の要素がありません。下部にはページ番号と「Fintech事業」の文字が小さく入っています。

  • 使える写真がなければ、抽象的なグレーのグラデーションを背景にしてみましょう
  • 中表紙は白の大見出し1つに絞り、ほかの要素を置かないようにしましょう
  • ロゴも白に変えて、画面の中の色を白とグレーだけにしましょう

モノトーン+差し色1色のスライドデザイン3選

白・黒・グレーを土台にして、1色だけ差し色を加える型です。ほかがすべて無彩色なので、差し色を置いた場所に視線が集まります。差し色にはコーポレートカラーを使うのが基本です。

シャープ

シャープのモノトーンのスライドデザイン

引用元:https://corporate.jp.sharp/ir/event/policy_meeting/pdf/25meeting_j.pdf

シャープのモノトーンのスライドです。中期経営計画の中で、目指す方向性を示したスライドです。淡いグレーのピラミッドを3段に重ね、上から「Our Mission」「Business Domain」「Strength」を置いています。

差し色の赤はロゴと同じ色で、使っているのは3段の見出しラベルと、上部のコピーの「“新しい文化”」の部分、ヘッダー左端の小さな帯だけです。中段の「暮らす & 働く」はチャコールの塗りに白文字、下段の3つの強みは白い箱に黒の枠線で、赤以外はすべてモノトーンで描かれています。

  • 差し色はロゴと同じコーポレートカラーにしましょう
  • 差し色を使う場所は、見出しラベルとキーワードだけに決めましょう
  • 図形そのものは淡いグレーで描き、色の付いた文字を目立たせましょう

ナイル

ナイルのモノトーンのスライドデザイン

引用元:https://ssl4.eir-parts.net/doc/5618/tdnet/2395457/00.pdf

ナイルのモノトーンのスライドです。事業戦略を示したスライドです。薄いグレーの背景に白い面を2段に敷き、上段にチャコールの業界の箱を5つ、下段に点線の箱を並べています。

差し色の蛍光グリーンは、横に伸びる太い矢印「様々な産業を横断して事業者のDX課題を探索・発見し、解決を支援」と、下段の帯「特定産業を深掘りすることで産業のDXを推進」、タイトル左の縦線に使われています。まだ参入していない業界は「●●業界」と点線の箱で描かれていて、すでにある事業とこれからの事業が色と線の種類で分かれています。自動車産業DX事業の箱だけはサービスのアイコンが入っています。

  • 差し色は、いちばん伝えたいメッセージを載せた矢印や帯だけに使いましょう
  • これからの計画は点線とグレーで描いて、実績と区別しましょう
  • タイトル横の縦線も同じ差し色にして、ページの中の色を1つにそろえましょう

フツパー

フツパーのモノトーンのスライドデザイン

引用元:https://f.irbank.net/pdf/20260325/140120260325589039.pdf

フツパーのモノトーンのスライドです。対象市場の大きさを示したスライドです。背景には工場の写真がモノクロで、白をかぶせたように薄く敷かれています。

その上に白い帯で見出しを置き、「国内最大の産業」と「テクノロジーで解決」の2か所だけをオレンジにしています。「34万社」「387兆円」「880万人」の3つの数字のカードは、見出しのバーと細い枠線がオレンジ、数字そのものは太い黒です。左上の章ラベル「04|課題解決と市場」もオレンジで、写真以外の色はオレンジ1色に絞られています。

  • 背景写真はモノクロにして白を重ね、文字が読める明るさまで薄めましょう
  • 大きな数字は黒にして、ラベルや枠線のほうに差し色を使いましょう
  • 見出しの中で色を付けるキーワードは2か所までにしましょう

まとめ

今回は「モノトーン」の高品質なスライドを14つ紹介しました。

並べてみると、モノトーンのスライドは「色を使わない」だけでは決まらないことがわかります。白地にグレーを重ねるのか、黒を背景にするのか、黒い面で画面を割るのか、モノクロの写真を敷くのか、差し色を1色だけ足すのか。白と黒の面積と、白黒以外の要素をどこまで入れるかを先に決めている資料ほど、まとまって見えます。

1つの資料の中でも、表紙は「黒い面で画面を割る」、章扉は「黒背景」、本文の図解は「白×グレーの濃淡」、強調したい戦略ページだけ「差し色1色」というように、ページの役割ごとに型を使い分けると全体が整います。迷ったら、まず本文ページを「白×グレーの濃淡」で固めるところから始めてみてください。

まだもう少し別のデザインを見たい!と言う方は、モノトーンのスライドデザイン一覧も参考にしてみてくださいね。

\ もっと見たい方はこちら /

▼パワポデザイン参考サイト スラデザ▼

営業資料・採用資料・IR資料など、プロのデザイナーが選んだ6,000枚超のスライドデザインから、理想のデザインを見つけられます。

  • 表紙、目次、グラフなどカテゴリ/用途別で効率的に検索
  • 有名企業の実例が簡単に見つかる
  • 会員登録でテキスト検索もできる

タグ一覧

色